台形公式
補間多項式の記事で求めた補間多項式を用いて、積分近似してみます。
では以下のようにおきました。
はによらない定数ですが、計算が大変なため、求めません。
の近似のためのの計算式をニュートン・コーツの公式といいます。
ニュートン・コーツの公式での場合を台形公式といいます。
関数に対する台形公式は、次のように書けます。
を示します。
[証明]
のとき、で、以下が成り立ちます。
を求めます。
を求めます。
とニュートン・コーツの公式より
となります。
[証明終わり]
台形公式のイメージは以下の図です。
複合台形公式の実験
のグラフは下図のようになります。
先に解析解を計算してみます。
次にプログラムを使って、近似解をを変更して求めてみました。
青の点線が解析解でオレンジ色が近似解です。横軸がで、縦軸が解析解及び近似解の値です。
が大きくなると、とは近い値を取ることが分かります。
偉人の名言
あせってはいけません。
ただ、牛のように、図々しく進んで行くのが大事です。
夏目漱石
参考文献
モンテカルロ統計計算
動画
なし