逆関数法とは
逆関数法とは、累積分布関数の逆関数を用いて、標準一様分布に従う確率変数から、所望の分布に従う確率変数を生成させる方法です。
逆変換法とも言うようです。
を生成させたい確率分布に従う確率変数とし、 をその累積分布関数とします。
が連続な単調増加関数であれば、逆関数が存在します。
を上の一様分布に従う確率変数とすると、
となるに従う確率変数を作れます。
が成り立つからです。
以上の説明のイメージが下図です。
指数分布からサンプリング
指数分布の累積密度関数は
となります。
よって、指数分布に従う乱数は、一様乱数を使って次のを用いて発生できます。
なので、は次のようにも書けます。
下の図は、プログラムを用いて指数分布をサンプリングした結果です。としました。
コーシー分布からサンプリング
コーシー分布の確率密度関数は以下で表されます。
累積密度関数は以下のようになります。
よって、コーシー分布に従う乱数は、一様乱数を使って次のを用いて発生できます。
下の図は、プログラムを用いてコーシー分布をサンプリングした結果です。としました。
偉人の名言
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魯迅
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