機械学習基礎理論独習

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部分集合と集合の相等

定義 1.7

2 つの集合 A,B について、A の要素がすべて B の要素であるとき、AB の部分集合であるといい、

\begin{eqnarray}
A\subseteq B または B\supseteq A
\end{eqnarray}
で表す。

A\subseteq B であるとは、条件
\begin{eqnarray}
(\forall x)(x\in A\ ならば\ x\in B)
\end{eqnarray}
または
\begin{eqnarray}
(\forall x\in A)(x\in B)
\end{eqnarray}
が満たされることです。

註 1.9

集合 A が集合 B の部分集合でない、すなわち、A\not\subseteq B であるとは、条件

\begin{eqnarray}
(\exists x)(x\in A\ かつ\ x\in B)
\end{eqnarray}
が満たされることである。

定義 1.10

2 つの集合 A,B について、A\subseteq BB\subseteq A が同時に成立するとき、AB は等しいといい、A=B で表す。

命題 1.11

(1) A\subseteq A, (反射律)
(2) A\subseteq B かつ B\subseteq A ならば、A=B (反対象律)
(3) A\subseteq B かつ B\subseteq C ならば、A\subseteq C (推移律)

定義 1.12

集合 A に対して、A の部分集合全体の集合を A のべき集合といい、{\mathcal P}(A) で表す。

べき集合は他にも 2^A と表したりもします。
べき集合の例として、A=\{a,b\} のとき、{\mathcal P}(A)=\{\varnothing,\{a\},\{b\},A\} です。

参考文献

はじめての集合と位相 p4-

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