機械学習基礎理論独習

誤りがあればご指摘いただけると幸いです。数式が整うまで少し時間かかります。リンクフリーです。

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距離空間

定義 8.6

集合 X と関数 d:X\times X\longrightarrow {\mathbb R} が与えられ、任意の x,y,z\in{\mathbb R} に対して、次の 3 つのことが成り立つとする。
(M1) d(x,y)\geq 0. さらに、d(x,y)=0\Leftrightarrow x=y.
(M2) d(x,y)=d(y,x).
(M3) d(x,z)\leq d(x,y)+d(y,z). (三角不等式)
このとき、dX 上の距離関数という。

ユークリッドの距離関数 d_2{\mathbb R}^n 上の距離関数です。(定理 8.5)

定義 8.7

距離関数 d:X\times X\longrightarrow{\mathbb R}1 つ定められた集合 X距離空間とよび、X,d) で表す。距離関数 d を明する必要がない場合は、(X,d) を単に X と略記する。距離空間 (X,d) において、X の要素を (X,d) の点とよび、2x,y\in X に対し、d(x,y)x,y 間の距離という。

ユークリッド空間 {\mathbb E}^n=({\mathbb R}^n, d)距離空間です。

参考文献

はじめての集合と位相 p104-p106

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