問題
節の線形基底関数モデルを考える。
そして、すでに 個のデータ点が観測され、 の事後分布が で与えられるとする。
この事後分布は次に観測されるデータの事前確率とみなすことができる。
追加のデータ点 を考え、指数関数の中で平方完成することにより、
事後確率が再び の形式で与えられ、 を に、 を にそれぞれ置き換えたものになることを示せ。
参照
解答
個のデータが与えられたときの の事後分布を事前分布とみなすので、式 は以下のように書けます。
追加のデータ点 が与えられたときの尤度関数は、以下のように書けます。
また、 とします。
式 より、 の事後分布は次式で表されます。
式 より、 はガウス分布であることが分かるので、平均を 、共分散行列を とおくと、以下が成り立ちます。
式 の係数を比較すると、以下が成り立ちます。
式 に式 を代入します。
式 で を以下のようにおきました。
式 は式 と同じ形をしていることが分かります。
式 に式 を代入します。
式 は式 と同じ形をしていることが分かります。
式 より、事後確率が再び の形式で与えられ、 を に、 を にそれぞれ置き換えたものになることが示せました。
補足
- 式 の検算をします。
まず、 を確認します。
次に、 を確認します。
- 「本家の解答」は式 でやめているようです。