問題
すべての変数が観測されていない図8.54に示される有向グラフを考える。
を示せ。
今、を観測したとする一般にであることを示せ。
参照
図8.54
の子孫ノード(すなわちノード)が観測されたときの
head-to-head 経路--の条件付き独立性を考えるためのグラフィカルモデルの例
解答
図8.54の有向グラフより、以下の式が成り立ちます。
式をについて周辺化します。
式より、が示せました。からの経路で、がhead-to-headであり、の子孫が観測済みである為、
からの経路はによって遮断されません。
よって、であることが示せました。
※有向分離については、PRML下巻p91を参照してください。
補足
本問題はを有向分離基準ではなく、数式で導くのが正しいのかもしれません。
こちらで、深い考察を行っているようなので、参考にしてみてください。