問題
有向グラフにおいて、マルコフブランケット内のすべてのノードに条件付けられたノードの条件付き分布が、
グラフの残りの変数に対して独立であることを有向分離規準を用いて示せ。
解答
有向分離基準を適用するには、中央ノードからマルコフブランケットの外部にある
すべての可能なノードへのすべての可能なパスを考慮する必要があります。
以下の5つに分けて検討します。
パターン1
またはに親ノード存在する場合は
からへの経路は、またはでhead-to-tailであり且つ観測済みであるため、
経路を遮断します。
パターン2
またはに子ノード存在する場合は
からへの経路は、またはでtail-to-tailであり且つ観測済みであるため、
経路を遮断します。
パターン3
またはに親ノード存在する場合は
からへの経路は、またはでhead-to-tailであり且つ観測済みであるため、
経路を遮断します。
パターン4
またはに子ノード存在する場合は
からへの経路は、またはでtail-to-tailであり且つ観測済みであるため、
経路を遮断します。
パターン5
またはに子ノード存在する場合は
からへの経路は、またはでhead-to-tailであり且つ観測済みであるため、
経路を遮断します。
上記の全パターンで、からへの経路が遮断することがいえたので、題意が示せました。
補足
マルコフブランケットを考えているので、またはに親ノード存在する場合は考慮する必要がありません。