問題
潜在変数を持つモデルに関して、データ集合 を観測した下での事後分布 を、
EMアルゴリズムを用いて について最大化する問題を考える。
このとき、Eステップは最尤推定問題の場合と同じであるのに対し、
Mステップでは、最大化すべき量が で与えられることを示せ。
ただし、 は で定義されている。
参照
解答
は log-sumの形をしており、最大化が難しいので、
代わりに完全データの対数尤度の潜在変数の事後分布に関する期待値 を最大化することを考えます。
式 より、最大化すべき量が で与えられることが示せました。