機械学習基礎理論独習

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PRML演習問題 6.12(標準) www

問題

あらかじめ固定された集合 D のすべての部分集合 A の空間を考え、カーネル関数 (6.27) は、
写像 {\boldsymbol\phi}(A) によって定義される 2^{|D|} 次元の特徴空間における内積であることを示せ。
なお、AD の部分集合であり、部分集合 U で指定される {\boldsymbol\phi}(A) の各要素 \phi_U(A) は、以下で与えられるとする。

\begin{eqnarray}
\phi_U(A)=
\left\{
    \begin{array}{l}
      1,\ U \subseteq A \ のとき\\
     0,\ それ以外.
    \end{array}\tag{6.95}
  \right.
\end{eqnarray}

ここで、U\subseteq A は、UA の部分集合ではあるか、A そのものであることを表すとする。

参照

\begin{eqnarray}
k(A_1,A_2)=2^{|A_1\cap A_2|}\tag{6.27}
\end{eqnarray}

解答

2^{|A_1\cap A_2|}A_1A_2 の共通部分のべき集合の個数を表しており、
{\boldsymbol\phi}(A_1)^\top {\boldsymbol\phi}(A_2)A_1A_2 に共通な部分集合の個数を表している。
よって、 k(A_1,A_2)=2^{|A_1\cap A_2|}={\boldsymbol\phi}(A_1)^\top {\boldsymbol\phi}(A_2) が成り立つ。
従って題意は示された。

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