の最尤解
EMアルゴリズムを適用する前に、 は簡単に最尤解が解析的に求まるので、求めてしまいます。
確率的主成分分析モデルの対数尤度は、
でした。
確率的主成分分析モデルの対数尤度 をパラメータ に対して最大化すると、
となります。
ただし、 はデータベクトルの平均です。
の導出については、PRML演習問題 12.9(基本) をご覧ください。
以下では、残りのパラメータ を求めていくことになります。
Eステップ
EMアルゴリズムで解くので、完全対数尤度関数を考えます。
各データ点は独立だと仮定されているので、完全データの対数尤度関数は、
となります。
は、以下で与えられるのでした。
式 に潜在変数の事後分布 の期待値を取ります。
式 の は最尤解の を用います。
式 より、Eステップは、 を求めることに相当します。
Mステップ
Mステップについては、以下のようになります。
導出については、PRML演習問題 12.15(標準) wwwを参照してください。
偉人の名言
つらい道を避けないこと。自分の目指す場所にたどりつくためには進まなければ。
キャサリン・アン・ポーター