ベジェ曲線とは
フランスの自動車メーカーの技術者であるBezier氏が考案した曲線で、割と直観的に扱える曲線です。
この曲線は制御点と呼ばれる点で制御します。
次ベジェ曲線は 個の制御点を持ち、 はパラメータ の次数です。
よく用いられるのは、 次ベジェ曲線、 次ベジェ曲線です。
例えば、 次ベジェ曲線なら、制御点は つあり、 次ベジェ曲線なら、制御点は つあります。
なお、ベジェ曲面については本記事では説明しません。(ベジェ曲線を理解していれば、分かればわかると思います)
ベジェ曲線の定義
定義は以下のようになります。
制御点を とすると、ベジェ曲線は、
一般には両端以外の制御点は通りません。
3次ベジェ曲線の作図
ベジェ曲線の定義って曲線をイメージしにくいですよね。
ってことで、手作業の作図法を説明します。
再帰的にベジェ曲線上の点を求めるわけですが、この「再帰的」というのがプログラムに向いているため、
今から作図する方法で、プログラムも組まれていることが多いように思います。
3次ベジェ曲線を具体的に作図することにより、イメージを深めましょう。
制御点が で のベジェ曲線上の点 を求めてみます。
1. を に分割する点 を求めます。
2. を に分割する点 を求めます。
3. を に分割する点 を求めます。
4. を に分割する点 を求めます。
5. を に分割する点 を求めます。
6. を に分割する点が です。
1から6までの手順を見てわかるとおり、再帰的な処理になっています。
を から まで 刻みでベジェ曲線上の点を表示すると、以下のようになります。