位相、位相空間、開集合、閉集合の定義
・ を集合、 に対し、次の (i)-(iii) が成り立つとき、 は の "位相" であるという。
(i)
(ii) に対し、 ならば .
(iii) 集合 で添え字づけられた の部分集合族 に対し、
ならば .
このとき、 を"位相空間" といい、 のとき、 は の"開集合"という。
注意 を距離空間、 とおくと、
距離空間⑤定理3より、 は位相空間となる。
・ を集合とするとき、 とおくと、 は の位相となり、これを の "密着位相" という。
・ を集合とするとき、 は の位相となり、これを の "離散位相" という。
・ を集合、 をともに の位相とする。
のとき、 は より小さい、 は より大きいという。
は の位相の中で最も小さく、 は の位相の中で最も大きい位相。