機械学習基礎理論独習

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PRML演習問題 13.1(基本) www

問題

8.2節で議論した有向分離のテクニックを使って、
13.3に示す全部でN個のノードをもつマルコフモデルが、
n=2,\ldots,Nについて条件付き独立性(13.3)を満たすことを示せ。
同様に、図13.4のグラフで記述される全部でN個のノードをもつモデルが、
n=3,\ldots,Nについて以下の条件付き独立性を満たすことを示せ。

\begin{eqnarray}
p({\bf x}_n|{\bf x}_1,\ldots,{\bf x}_{n-1})=p({\bf x}_n|{\bf x}_{n-1},{\bf x}_{n-2})\tag{13.122}
\end{eqnarray}

参照

13.3
f:id:olj611:20210920113958p:plain

13.4
f:id:olj611:20210920114019p:plain

\begin{eqnarray}
p({\bf x}_n|{\bf x}_1,\ldots,{\bf x}_{n-1})=p({\bf x}_n|{\bf x}_{n-1})\tag{13.3}
\end{eqnarray}

解答

13.3において、x_m(m < n-1)からx_nへの経路は、x_{n-1}を通り、そこでhead-to-tailであり、観測済みであるため、
x_n\mathop{\perp\!\!\!\!\perp} x_m|x_{n-1}であり式(13.3)が成り立ちます。

同様に図13.4において、x_m(m < n-2)からx_nへの経路は、x_{n-1}またはx_{n-2}を通り、そこでhead-to-tailであり、観測済みであるため、
x_n\mathop{\perp\!\!\!\!\perp} x_m|x_{n-1},x_{n-2}であり式(13.122)が成り立ちます。

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