機械学習基礎理論独習

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関数解析①~距離空間の定義~

概要

このシリーズの目標、ユークリッド距離の定義、距離空間の定義

このシリーズの目標

・ハーン・バナッハの定理
・開写像定理
・閉グラフ定理
・一様有界性の定理

ユークリッド距離

{\mathbb R}^2 上の 2x=(x_1,x_2),\ y=(y_1, y_2)
|x-y|:=\sqrt{(x_1-y_1)^2+(x_2-y_2)^2}

x=(x_1,x_2),\ y=(y_1, y_2),\ z=(z_1,z_2)
|x-y|\geq 0
|x-y|=0\Leftrightarrow x=y
|x-y|=|y-x| (対称性)
|x-z|=|x-y|+|y-z| (三角不等式)

{\mathbb R}^2 上の距離 |x-y| が満たす上記の性質を一般の集合 X に拡張したものが距離空間

距離空間の定義

集合 X 上の 2x,y\in X に対し、 0\leq d(x,y)\leq\infty が定まり、
d が以下を満たすとき、X は距離 d をもつ距離空間という。

x,y,z\in X
(i) d(x,y)=0\Leftrightarrow x=y
(ii) d(x,y)=d(y,x) (対称性)
(iii) d(x,z)=d(x,y)+d(y,z) (三角不等式)

{\mathbb R}^2 上の d(x,y)=|x-y|=\sqrt{(x_1-y_1)^2+(x_2-y_2)^2}距離空間1 つである。

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