周辺尤度
一般に、観測データ、パラメータのとき、の事後分布は以下の式で表されます。
のを周辺尤度といい、モデルからデータが出現する尤もらしさを表しています。
をについて解きます。
事後分布を求める時は、この周辺尤度は無視されますが、この記事では対数周辺尤度の値でモデルを比較します。
モデル比較
モデルはとします。
より、周辺尤度は以下のようになります。
対数を取ります。
は尤度を、は事前分布を、は事後分布を表します。
ただし、です。
を展開します。
を展開します。
を展開します。
をに代入します。
これで対数周辺尤度が計算できます。
データはにガウス分布に従うノイズを乗せており、モデルはとします。
このモデルのパラメータを変えて、対数周辺尤度を計算した結果が以下です。
の時が最大になっています。
対数周辺尤度の最大化の観点からは、モデルはがよいと予想できます。
偉人の名言
僕がやっていることで他の誰もやっていないことは、1回のリバウンドで3回も4回もジャンプしていることだ。
デニス・ロッドマン