機械学習基礎理論独習

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集合とその表し方

定義 1.1

集合とは「もの」の集まりのことである。ただし、本書で扱う集合は、明確な定義をもつ数学的な対象物の集まりである。たとえば、整数全体の集合や座標平面上の直線全体の集合などである。集合を構成する「もの」を、その集合の要素または元という。一般に、a が集合 Aの要素であることを

\begin{eqnarray}
a\in A または A\ni a
\end{eqnarray}
で表し、aA に属するという。また、aA の要素でないことを a\not\in A または A\not\ni a で表す。

定義 1.3

要素の個数が 0 または自然数で表される集合を有限集合という。有限集合でない集合を無限集合という。

集合の書き方ですが、12 の正の約数の集合 A を外延的記法で書くと

\begin{eqnarray}
A=\{1,2,3,4,6,12\}
\end{eqnarray}
内包的記法で書くと
\begin{eqnarray}
A=\{x:xは12の約数\}
\end{eqnarray}
となります。

定義 1.6

要素の個数が 0 である集合を空集合とよび、記号 \varnothing で表す。空集合はまったく要素を持たない集合である。

すなわち空集合は以下のように書けます。

\begin{eqnarray}
\varnothing=\{\}
\end{eqnarray}

参考文献

はじめての集合と位相 p1-p4

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